肯特之眼
私たちは「色」というものを絶対的なものだと思いがちですが、実はその土地が受け取る「光の記憶」に過ぎないのかもしれません。
例えば、日本人が七色と信じる虹を、ドイツ人は五色、南アジアのバイガ族は二色として認識しているといわれています。
これは視力の問題ではなく、太陽との距離や光の波長がその土地の人々に授けた「感度の多様性」なのです。
赤道直下の鮮烈な光に対し、北ヨーロッパの明るさはその四分の一程度ともいわれているそうです。
その控えめな光の中で磨かれた、鮮やかさを抑えたニュアンスカラーへの審美眼。
今回の2026 S/Sコレクション「Glitter(グリッター)」がヨーロッパの色鉛筆から着想を得ているのですが、単なる配色の妙ではなく、その背景にある「光の捉え方や文化の余白」そのものを慈しむためかもしれません。
アトリエでは、三十種類を超える天然石を前に、デザイナーを中心に何度も何度も配置を並べ替えて、今回のアイテムが出来上がっています。
それは、自然界の混沌とした輝きの中に、人間が新たな調和や秩序を見出そうとする終わりのない対話のようです。
今回のコレクションは、「色で元気になってほしい」というデザイナーの想いが込められています。
それは、単に明るい色を身に付けるということではなく、色の背景にある歴史や光の体温をお守りとして共有することにあるのかもしれません。手元で揺れる小さな輝き(Glitter)は、あなたの中に眠る新しい光の物語を静かに呼び覚ますはずです。
Glitterはこちらから。
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