しかし、実物を見て、実際に指にはめてみて、私が言った言葉は「なにこれ!全然違うじゃん!」である(言い方に品がないのはお許しいただきたい)。
「似て非なるもの」という言葉がぴったりである。
KAORUで最も人気のあるコレクションの一つであるミモザは、フォルムが丸みを帯びているので、敢えて言えば「やさしさ」であったり「ほんわか」であったり、温かみがある仕上がりになっている。
かたや「フルール」は、シャープシャープシャープ。だから、冷たい感じなのかと思いきや、実はミモザより「女性らしい」装いになる。それは、恐らく、フォルムだけではなく仕上げ方法のニュアンスにも要因があるように思う。鏡面仕上げにしすぎず、かつ、側面とそれ以外では粒度が変わっている。