From Atelier

今回のEditorialでは、「1st Anniversary Limited Item 第二弾」で復刻された「Tribal(トライバル)」シリーズのピアスとシルバーのご紹介をさせて頂きます。

”流行を追い求めず古き良きものにインスパイアされながら、独自の価値観で本当に身に着けたいジュエリー”

ブランドが誕生してから最も大切にしている考え方の一つですが、KAORUを代表する「Tribal(トライバル)」はこのブランドコンセプトを象徴するコレクションとして、多くのお客さまにご愛顧頂いています。

インスパイアの源は、ネイティブアメリカンの刺青(タトゥー)のモザイク模様。

まさしく、古代より用いられている装飾からヒントを得て創り上げられました。

コレクションリリース以来、10年以上の間、試行錯誤を繰り返し、様々な変化と進化を遂げてきました。モチーフの大きさ、レースの間隔、線の太さなど、その時世のフィーリングにあわせてデザインを練り上げています。


今回復刻したピアスとネックレスは、コレクションリリースの「初期」に創られたものです。

初期に創られた今回の復刻アイテムは、モザイク模様のニュアンスと「繊細さ」にこだわったため、レース一つ一つの線の「最細の限界」を目指しました。職人が熟練の技を駆使しながら、何度も何度も失敗を乗り越えて完成しました。

というのも、金属は、粘度が低ければ変幻自在にデザインを仕上げることができ、(誤解を恐れずにいうと)細くて複雑なものは簡単に創ることができます。しかし一方で、粘度が低すぎると「強度」がなくなるため、そもそも普段使いのジュエリーには到底なり得ません。

「最細の限界」の裏には、長年培った知識と経験があり、この華奢さや繊細さ、緻密さを実現できる技術は、手前味噌ですが並大抵のものではありません。

今回復刻した最細の造りになっていている「Tribal(トライバル)」は、作品として置いて見ると、大きさもしかり、質感もなく、とにかく華奢で繊細です。しかし、実際身に付けて頂くと、ひと際軽やかで「揺れ感」による動きが出てきます。耳元も胸元も、身に付けると存在感がひと際目立ちながらも、マットな仕上げは落ち着きを演出。

計算されたバランスが、様々なシーンで、いつでも軽やかに身に付けられるアイテムです。この復刻でぜひ改めてKAORUを再発見してみてください!

<KAORU Online トライバルシリーズ>

https://store.kaorukyoto.com/collections/tribal